コロナ禍での花粉症対策
昨今のコロナ禍では、マスク着用は必須とされています。
花粉症で鼻閉鼻汁になってしまうとマスクをつけるのが辛くなりますし、花粉のアレルギー症状により、咳やくしゃみが出やすくなり、マスクを着用していても電車の中などでは、他人の目を気にしてしまう事にもなります。
2021年の今シーズンは、気象庁より東京に於いては花粉量が例年より多く1.8倍飛散すると予測されております。
花粉の飛散判定に関わらずスギ花粉そのものは1月ごろから飛散が始まりますので、飛散が本格化し、全身のだるさ、熱感、頭痛、めまいなどの症状が出る前に適切なケアが必要です。
特にコロナ禍で、しばらくマスクは外せませんので、花粉対策として今年は特に早めの対応をお勧め致します。
【治療と対策】
花粉症の治療は、症状や重症度に応じて、内服薬(抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、漢方薬)、
点眼薬、点鼻薬などを使用します。
初期治療として花粉が飛散する2週間位前から薬物療法(抗ヒスタミン)を始め、症状が現れる時期を遅らせる、症状を軽くする、症状がみられる期間を短くする、薬剤の使用を少なくできるなどメリットも多く、特に鼻水、鼻づまりやくしゃみなどの症状が強い方に効果が期待できます。